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久々。

冬眠の準備してたらこっちを書いてなかった…。

…金魚って冬眠するっけ???

それはさておき、もう年末。

2006年も色々あったなぁ。

こけっぷの中でも色々変わったけど、その一つ!!!

本を読むのが楽しくなった。

兵庫の山から大阪の山奥までの道のりを、本と共にえっちらおっちら。

バスでも電車でも、短いひれで本を持ってせっせと読んでます。


ってなわけで。

気に入った本の紹介をこれからちょこちょとできたらなと。

今日はこれ!!!

赤坂次郎著 『校庭に虹は落ちる』

長い人生のほんの一部。

学校という時間は、一生の長さと比べると実に短いが、

そこで子供が受ける影響は大きく、

人生を180度変えてしまう可能性もある。

ヒロインの朝野さつき。

彼女は「学校」という時間によって、かけがえのないものを失う。

友人の死、母親の自殺…。

学校からの卑劣な対応に苦しんださつきは、

辛い記憶を頭の中から消し去るように、

「学校」という時間を恐れ、

そこで起きたことをすぐに忘れてしまう。

彼女を支える新しい友人や担任教師。

彼らもまた、「学校」という時間に不信感を抱いていた。

少しずつ心を開きだしたさつきは、

徐々に過去と向き合い、少しずつ記憶を取り戻していく。

彼女の姿勢に心うたれる人々。

反対にそれを憎み、攻撃してくる人々。

「学校」という時間が生んだ、複雑な人間関係。

さつきは過去を乗り越え、くじけることなく今を生き抜き、

ごく普通の女子校生として、

未来を見つめられるようになるのだろうか…。



   《「命」よりもルールが大事なのだろうか?
             ---それが、教育なのだろうか。》

本書のあとがき(401ページ参照)に記されたこの言葉。

私が世間に投げかけたい言葉と一致している。

教師の職場である学校。

大抵の教師は、自分の学校が「事件」に巻き込まれることを拒む。

当然といえば当然かもしれない。

自分の学校の名誉が傷つけられては困るから。

だから「何か起きるかも知れない」と察したとき、

学校は被害を受けている、或いは受けて屈した子供から目をそらし、

その関係者をも封じ込め、

できるだけ平静を装ってやりすごそうとする。

保護者も、我が子が不利な立場に置かれることを恐れ、

害が及ぶのを避けるかのように、

一丸となって当事者やその家族に追い討ちをかける。

「学校」という時間の裏に広がる世界。

極端な批判を書いてるかも知れないけど、

これは実際に起こっていることであり、

本の中でもこういった出来事が綴られている。


傷ついた子供は、何かの形で一生それを引きずる。

我が子を傷つけられた保護者は、子供を守れなかった責任に苦しみ、

憎しみと怒りをもって日々を送ることになる。

「学校」という時間は、人を苦しめるためにあるのか?

そうではないはずだ。

素敵な仲間に出会い、自らの能力を引き出し、

社会の荒波にも耐えうる強靭な精神を養う場ではないか。

何が正しくて、何が間違っているか、

物事の善し悪しを見極められるよう、

子供たちが判断力を身につける場ではないか。





「学校」という時間。

卒業して振り返れば、戻ることのできないその時間の大切さに、

誰もが気づくことになるだろう。

どれだけ貴重か、学校での出来事が子供の将来にどれ程影響するか。

私にはまだ分からないことが沢山あるけれど、

教育に携わるものには、やっぱりいつも意識していてほしい。

そして教育現場が背後に抱えている世界が

今のままでいいのかどうか、

良心でもって考え直してほしいところだ。









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こけっぷ

Author:こけっぷ
こけっぷです。
一応金魚ということですが、
時々魚人化して人間らしい行動もとります。
大阪の山奥でちゃんと勉強してます。
主に外国語を学んでおります。
基本的に外国語を話しているときは幸せです。
いつかは水槽を飛び出して海の向こうで暮らしてみたいです。
趣味は読書と音楽聴くこと。
本は最近東野圭吾さんのが気に入ってます。
音楽は手当たりしだい聴いてる・・・
邦楽、洋楽、どっちも聴きます。
それから英語劇をやってます。
役者もスタッフ(照明)も経験してきました。
これもこけっぷの生活になくてはならないもの。
できれば何かの形で一生関わっていきたい。

そんなこんなで読みにきてくれる皆さん宜しくです。
ちなみに金魚と言っても泳げません・・・(切実に)

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